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歯医者

学校の帰り、出店のりんご飴食べたら歯の詰め物が取れたので、歯医者へ行った。
予約の電話したら、今は病院が改装中で、隣にある自宅で治療してくれるらしい。
自宅に機材運んで営業してるとは、ずいぶん仕事熱心なお医者さんだ。

病院に到着し、隣の家を見たら、なんか汚くこじんまりとした家だった。
お医者さんの家ってこんなもんなのかな?
とりあえず、玄関を開けて中に入った。
中も普通でした。
土間に履物は1組だけ。
他に患者さんはいないようだ。
靴を脱ぎ、奥へと向かう。
どこで治療してるんだろう??

廊下を進んだ先に、ドアの開いた部屋があった。
おそらくここが待合室だろう。
あたしは開いたドアから、中を覗いてみた。

・・・・・・・・・・・!?

知らないオッサンが、ご飯食べてた・・・・・
あたしは訳が分からなくて、オッサンをじ~~~~と眺めてました。
オッサンも、突然現れたあたしを見て、キョトンとしてる。
時間にして10秒くらいかな。
しばらく2人はお互いを眺めていたの。

あたしは自分が家を間違えた事に気づいたが、素直に認めることが出来ず、
一応オッサンに確認を求めた。
「あの・・・ここは歯医者さんじゃ・・・ないですよね・・・?」
おっさんは、一瞬ぼーとした後、
「見てわからんのかーー!!」
「ごっ・・ごめんなさいっ!!」
あたしは慌てて家を飛び出した。

心臓がドキドキしてる。
うまれて初めての不法侵入ですww

よく見たら汚い家と病院の間に、細い路地があって、そこに小さな矢印がある。
どうやらこの奥の家で、営業しているようです。
病院に着いて、先生に文句言ってやった。
もっと分かりやすくしなきゃ、間違う人が続出しちゃうよって。
そしたら先生は、
「間違って隣の家に入った人は、ののちゃんだけだよ」って言われた。
失礼な人だ。

先生に歯の詰め物を入れてもらったのはいいけど、虫歯になりかけがあるらしい。
ついでにそれも治療することに。
「ののちゃん、痛かったら右手上げてね」
「はい」
先生はそう言って、治療をはじめた。

あたしは自分で言うのも何だけど、かなりガマン強いほうです。
でも、ドリルがキュインキュイン鳴ると、さすがに痛くて右手を上げた。
「あ、痛かった?」
「ふぁい・・・」
「じゃあ、ちょっとガマンしてね♪」

えええええええええええええええええええっ!?

いやいや、あんた痛かったら手を上げろって言ったくせに、
それでガマンしろってどういう事よっ!?
痛くしないために、手を上げさせたんじゃないのっ!?

あたしは何とかガマンしながら、治療を耐え抜いた。
終わった頃には、全身の力が抜けてフラフラ。
「ののちゃん、よくガマンしたね」
「はい・・・かなりヤバかったですけど・・・・」
「若い子は痛みに強いね。麻酔なしで虫歯治療できるんやから」
「・・・・・え?」
そういえば、あたし麻酔打ってない。

ガーーーーーーーン!!!!

「ちょっと! なんで麻酔打ってくれなかったんですか!
 あたし死ぬかと思うくらい痛かったんですよ!」
「いや~~、ガマンできるかな~って思ってww」
「江戸時代の拷問じゃあるまいし、麻酔なしで歯に穴開けるなんて、
 なに考えてるんですかっ!」
「でも、ののちゃんガマンしたやん」
「痛いって手を上げたのに、ガマンさせたのは、アンタだろっ!!!」

もうあたし、最後は怒鳴ってましたww
それでも先生はゲラゲラ笑ってるし。

この先生は歯医者にしては珍しく、1回で終わらせてくれるので、
通院しなくて済むからここへ来たんだけど、
今後は考えなければいけませんね。
麻酔は打たないほうが良いのは知ってるけど、
さすがに歯に穴開ける時くらいは、ちゃんと麻酔してほしい。

みなさんも、歯医者はちゃんと選びましょうね。
って、あたしの行く病院の先生って、こんなのばっかしだww

by nonomiroom | 2008-01-22 02:00