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次は・・・・

今日、ゲーム内の古い友人に会った。
約3ヶ月ぶりか・・・
しかし、その人はあたしに何も言ってくれなかった。
姿かたちが以前とは違い、あたしの側から見分けることなど出来るはずもない状況では、
それはあまりに卑怯ではないか。

人は様々な理由で自分の巣を変えます。
他人との軋轢から巣を逃げ出す人。
他に求められたから新しい巣へ旅立つ人。
ただ単に今の状況を変えたくて飛び出す人。

巣の中でたくさんの仲間といても孤独を感じる人もいるでしょう。
仲間が集まれば集まるほど、自分の存在が消えてしまうような錯覚。
それはもう、恐怖としか言いようのない不気味な感覚です。
そんな時、人はどのように事態を対処するのでしょう。
巣から逃げ出すのか?
巣の中で新たな自分を作り出すのか?
それとも存在すべてを消してしまうのか・・・

あたしの友達はどのような気持ちで、巣から飛び出したのだろうか。
何も知らされてないあたしに、その考えは及ぶべきもなく、
戸惑いの時間が過ぎてゆくだけ。
相手の思いを知ろうとするも、自分の心さえ整理できない今の状況では、
泡沫の海を手探りで彷徨うも同じ。
残ったものは、鳥有な自分の遺漏感のみである。

同じ空間に存在する以上、思わぬ邂逅を遂げる日は必ずくるだろう。
その僥倖を、ただ指をくわえて待っているだけの、脆弱な存在にはなりたくない。
凝然とする自分など在りえない。
首根っこひっ捕まえて、引きずり出すのが自分のやり方。
次は逃がさない。

by nonomiroom | 2007-09-23 03:21